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VPS.org コラボレーション / 2026年9月15日確認(Rocket.Chat運用ガイドは2026年10月7日追記)
TEAM COMMUNICATION

社内チャットと会議室を、
VPSに置くという選択

Jitsi Meet、Mattermost、Rocket.Chatなどを自分の環境で運用すると、チームの情報共有基盤を自分で設計できます。

目的候補注意点
ビデオ会議Jitsi Meet同時接続・帯域・音声品質
チームチャットMattermost / Rocket.Chat通知・認証・ログ
コミュニティDiscourse / Flarumモデレーション・迷惑投稿

自社運用のメリットと責任

データの保存先や権限を自分で決められる一方、アカウント管理、アップデート、バックアップ、障害対応も必要です。退職者の権限削除やログの保持方針を決めてから導入します。

VPS.orgの公式アプリ一覧には、これらのコラボレーション・コミュニティ系アプリが掲載されています。必要なリソースは利用人数と使い方で変わります。

Rocket.ChatをVPSで運用する実装ガイド

ここからは、チームチャットのうちRocket.Chatに絞って、必要スペック・インストール・初期設定・セキュリティ・バックアップをまとめます。数値と手順はRocket.Chat公式ドキュメント(2026年10月7日確認、記載のバージョンはRocket.Chat 8.8)のものです。公式は更新されるため、導入前に最新版を確認してください。

必要スペック(公式の目安)

規模(公式の区分)Rocket.Chat本体MongoDB
Starter(同時接続500人まで)2 vCPU・メモリ4GiB・ストレージ20GiB2 vCPU・メモリ4GiB・ストレージ10GiB(3レプリカの構成で記載)
500人超・高可用性4 vCPU・メモリ8〜12GiB・ストレージ20GiB2 vCPU・メモリ8〜16GiB・ストレージ20〜80GiB(3レプリカ)

インストール手順(Docker Compose)

公式が案内するDocker Composeの手順の流れです。事前に、ドメインのA(またはCNAME)レコードをサーバーの公開IPに向けておきます。必要なものは、Docker、Docker Compose v2、Gitです。

  1. 公式のDocker用ファイル一式を取得して、.envを作ります。
  2. .envに、RELEASE(本番ではバージョンを固定)、DOMAIN、ROOT_URL(https://自分のドメイン)を書きます。
  3. HTTPS用に、Traefik経由の場合はLETSENCRYPT_ENABLED=trueとLETSENCRYPT_EMAILを設定します。Nginxを使う場合は、Traefikのファイルを外して起動します。
  4. docker composeに、公式が案内する複数の設定ファイルを-fで並べてup -dします。
  5. docker ps -aで、すべてのコンテナが「Up」になっていることを確認します。

初期設定

セキュリティ設定

バックアップ

チャットのデータはMongoDBに入ります。公式はmongodumpでの取得とmongorestoreでの復元を案内しています(MongoDB 4.4以降はmongodumpを別途インストール)。復元の前には、同名の既存データベースを削除する必要があります。

Mattermost・Jitsiとの比較

比べる点Rocket.ChatMattermostJitsi Meet
役割チームチャットチームチャットビデオ会議(チャットではない)
データベースMongoDB 8.0以降PostgreSQL(14.0以降が最小)—
公式のスペック目安Starter:本体2 vCPU・4GiB+MongoDB 2 vCPU・4GiB1〜1,000人:1 vCPU・2GB(1台構成)4GB程度が小さな会議向け(推奨は8GB)、CPUは4コア以上を推奨
運用で気にする点MongoDBのバックアップと更新PostgreSQLのバックアップと更新帯域(解像度ごとに必要量が増える)、CPUの共有・過剰割り当て

公式の数値だけを見ると、Mattermostのほうが小さな構成から始められます。Rocket.Chatを選ぶ理由は、機能や使い慣れではなく、チームが必要とする機能をそろえているかで決めます。Jitsiは役割が違うので、チャットとは別のサーバーに置くほうが、CPUと帯域の取り合いを避けられます。出典:Mattermost公式の要件ページ、Jitsi公式ハンドブックの要件ページ(2026年10月7日確認)。

小〜中規模チームの導入者向けFAQ

Q. 10〜30人のチームで、VPSはどのくらい必要ですか?

公式のStarter区分(同時接続500人まで)に収まるため、人数そのものより、本体+MongoDBを同居させたときのメモリが目安です。まずは小さめの構成で始め、メモリ使用量を見て増やします。

Q. 自分でサーバーを管理できる人がいないときは?

更新・バックアップ・障害対応は自社の責任になります。担当者を決められない場合は、自分で運用する構成を避けるほうが安全です。

Q. 退職者のアカウントはどうしますか?

退職日に無効化する手順を、導入前に決めます。メッセージの保持期間も、この時点で決めておきます。

Q. 試すだけならどうしますか?

公式は、ローカルでの動作確認用にDOMAIN=localhostの設定を案内しています。VPSに置く前に、手元のPCで画面と操作を確認できます。

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