- FXGT VPS(スポンサーシップ)の無料条件と落とし穴
- MT4・MT5 それぞれの設定手順(全ステップ)
- 「EA稼働しない」「VPS止まった」などよくあるトラブルと解決法
- 条件を維持できない場合のコスト最適化・代替VPS
FXGT専用VPSの要点(公式情報・2026年10月6日確認)
FXGT VPS(スポンサーシップ)とは
FXGTの「MetaTrader VPSスポンサーシップ」は、一定の取引条件を満たすトレーダーに対して、VPS利用料をFXGTが負担するプログラムです。EAを24時間稼働させるために必要なVPSを、自分で契約・費用を払うことなく利用できます。
仕組みの正確な理解
FXGTが自社でサーバーを運営するわけではなく、第三者VPSプロバイダーと連携し費用をスポンサードします。VPS提供はFXGTではなく外部事業者が担うため、技術的なトラブルの際のサポート窓口がどちらになるかを申請前に確認しておくことを推奨します。
FXGT VPS 無料条件を1つずつ確認(公式ページ・2026年10月6日確認)
結論:無料になるのは「MT5口座資本が3,000ドル以上」かつ「月5GTLot以上」を毎月満たしている間だけです。1つでも欠けるとVPSは自動停止し、有料に切り替わって動き続けることはありません。以下、FXGT公式の記載を分解し、公式に書かれていない部分も分けて整理しました。
| 項目 | FXGT公式の記載 | 公式に書かれていないこと |
|---|---|---|
| 対象口座 | ミニ・スタンダード・プロ・ECN口座を持つ登録ユーザー | 居住地域ごとの違いの有無 |
| 最低資本 | 最低3,000ドルのMT5口座資本 | 「資本」が残高か有効証拠金か。含み損で下回った日の扱い |
| 最低取引量 | 最低5GTLotの月間取引量を維持 | 集計期間の区切り(暦月か直近30日か)、往復か片道か |
| 費用 | 条件を維持する限り、毎月のVPS費用はすべてFXGTが負担 | — |
| 複数口座 | 複数のMT5口座それぞれが毎月の要件を満たせば、申請・承認が可能 | 複数口座の資本・取引量の合算可否 |
| 資格の確認 | 資格があればFXGTから直接連絡。条件を満たす見込みなら、自分から問い合わせて確認することも可能 | 連絡までの目安日数 |
| 条件未達時 | 追って通知があるまで、サービスは自動的に停止 | 停止までの猶予、再開に必要な条件 |
| 利用できる端末 | デスクトップ専用(設定は手順PDFガイドに従う) | — |
月5GTLotは何ドル分の取引か(公式の換算式)
FXGTは、口座全体の取引量をUSDに換算し、1GTLot=10万USD相当の取引量として標準化すると説明しています。つまり月5GTLot=月50万USD相当が最低ラインです。
| 月の取引量(USD換算) | GTLot | 条件(月5GTLot) |
|---|---|---|
| 40万USD相当 | 4 GTLot | 未達(VPS停止の対象) |
| 50万USD相当 | 5 GTLot | ちょうど達成 |
| 100万USD相当 | 10 GTLot | 達成(余裕あり) |
計算式:月の取引量(USD換算)÷ 100,000 = GTLot。上の表は公式の換算式にもとづく試算です。
MT4で取引する人が確認しておくこと
公式の条件は「MT5口座資本」「FXGTのMT5口座の取引量」と書かれています。VPSの種類としてはMT4用(2GB RAM/2vCPU/60GB、最大3台のクライアント端末をホスト可能)も選べますが、MT4口座だけで取引している場合に条件を満たせるかは、公式ページに明記がありません。申込み前に、FXGTのサポートに「自分の口座で条件を満たせるか」を確認すると、承認後の停止を避けられます。
「無料」の裏側にある実質コスト
- 資金の固定:MT5口座に3,000ドル以上を置き続ける必要があります。VPSの月額を節約するために、これだけの資金を口座に置く価値があるかが判断の分かれ目です。
- 取引量のノルマ:月50万USD相当の取引が条件です。EAの取引が少ない月は未達になり得ます。VPS代を理由に、取引量を増やす必要はありません。
- 停止のリスク:未達の月はVPSが止まり、動いていたEAのポジション管理が自分の手元に戻ります。
- VPSは第三者提供:公式ページには、VPSサービスは第三者が提供し、FXGTは保証しないという免責があります。
無料VPSの条件比較と、あなたの選び方
| こんな人 | 判断 |
|---|---|
| FXGTのMT5口座で3,000ドル以上を維持し、月50万USD相当以上を取引する見込みがある | FXGT公式VPSを検討。まず公式で資格を確認 |
| MT4が中心、または取引量が月によってぶれる | 条件未達で止まるリスクがあるため、代替VPSを用意(コスト最適化) |
| 他社の無料VPS(XM・TitanFXなど)と条件を並べたい | 海外FX無料VPS 比較で3社の条件を確認 |
FXGT公式のVPSスポンサーシッププログラムを確認する →(出典:FXGT公式ページ、2026年10月6日確認。条件は変更される場合があります)
FXGT VPSとXM VPSの違い(無料条件・未達時・設定)
海外FXの無料VPSで比べられやすいのがXMです。XMの条件は本サイトのXM VPS 完全ガイド(2026年9月22日確認)の内容、FXGTは公式(2026年10月6日確認)の内容で並べています。
| 比べる点 | FXGT VPS | XM VPS(スタンダード) |
|---|---|---|
| 必要な資金 | MT5口座資本 3,000ドル以上 | 全口座合計残高 $1,000以上 |
| 取引量 | 月5GTLot以上(月50万USD相当) | 過去30日間に往復5ロット以上 |
| 未達のとき | 自動停止 | 月額$25が請求される |
| MT4で使うとき | MT4用VPS(RDP)あり。条件はMT5口座で書かれている | MT4/MT5どちらも案内あり |
| MT5の設定 | MT5アプリ内の「MetaTrader VPS」から | VPSにRDP接続して設定 |
少ない資金で始めたいならXM、MT5口座にまとまった資金を置けるならFXGTも候補になります。どちらも条件の維持が不安なら、コスト最適化の代替VPSを先に用意しておくと安心です。
FXGT VPS スペック(MT4 / MT5の違い)
MT4用とMT5用でスペック・接続形式が異なります。複数EAを同時稼働させる場合は事前に確認が必要です。
MT5 VPS
- メモリ3GB RAM
- CPU1 vCPU
- ストレージ16GB
- 接続MT5アプリ内から設定
- EA同時稼働目安軽量EA 1〜2本向き
MT4 VPS
- メモリ2GB RAM
- CPU2 vCPU
- ストレージ60GB
- 接続RDP(リモートデスクトップ)
- EA同時稼働目安複数EA対応しやすい
FXGT MT4 VPS 設定手順(全ステップ)
スポンサーシップ申込からMT4でEAが動くまでの全手順です。MT5の手順は後述します。
VPS申請にはFXGT口座(MT4またはMT5)が必要です。未開設の場合は公式サイトから口座を開設し、本人確認書類の審査(通常1〜3営業日)まで完了させてください。
FXGT口座をまだお持ちでない場合:
FXGT公式サイトで口座開設 →申請後に条件不足で却下されるケースを避けるため、事前に以下を確認してください。
- MT5口座の残高が 3,000 USD 以上であること
- 月間の取引量が 5 GTLot(10万USD相当×5=50万USD相当)以上であること
- 対象口座タイプ(Mini / Standard / PRO / ECN)であること
FXGTの公式VPSスポンサーシップページにアクセスし、口座情報・メールアドレスを入力して送信します。
審査の所要時間
条件を満たしている場合、通常1〜3営業日以内に承認メールが届きます。メールが届かない場合はスパムフォルダを確認し、FXGTのライブチャットサポートに問い合わせてください。
承認後、VPSへのログイン情報(IPアドレス・ユーザー名・初期パスワード)がメールに記載されます。または、公式PDFガイドに従いMT4内からVPS設定画面に進む手順が案内されます。
初回ログイン後すぐにやること
初期パスワードは必ず変更してください。変更しないと第三者に接続されるリスクがあります。また、Windowsの更新プログラムを適用しセキュリティパッチを当てておくことを推奨します。
受け取ったIPアドレスとログイン情報でRDP接続します。MT4 VPSはRDP経由での操作が前提です。
| デバイス | 使うアプリ | 入手方法 |
|---|---|---|
| Windows PC | リモートデスクトップ接続(標準搭載) | スタートメニューで検索 |
| Mac | Microsoft Remote Desktop | App Storeから無料取得 |
| iPhone / iPad | RD Client(Microsoft製) | App Storeから無料取得 |
| Android | RD Client(Microsoft製) | Google Playから無料取得 |
Windowsの場合:スタートメニュー →「リモートデスクトップ接続」→「コンピューター」欄にIPアドレスを入力 →「接続」→ ユーザー名・パスワードを入力。
VPSのデスクトップが表示されたら、ブラウザ(Edge)でFXGTの公式サイトを開き、MT4のWindows版インストーラーをダウンロード・実行します。
- VPS上のEdgeを起動 → FXGTのMT4ダウンロードページを開く
- インストーラー(.exe)をダウンロードして実行・インストール完了
- MT4を起動 → 「ファイル → 取引口座へログイン」を選択
- サーバー一覧から「FXGT」のサーバーを選択
- 口座番号と取引パスワードを入力してログイン
FXGTのMT4サーバーが一覧に表示されない場合
「ファイル → 証券会社を検索」で「FXGT」と検索するか、FXGTのサーバーアドレスを手動入力してください。サーバーアドレスはFXGT公式サイトまたはサポートに確認してください。
RDP接続中は、ローカルPCのファイルをVPSへドラッグ&ドロップで転送できます(事前にRDP設定で「ローカルディスクの共有」を有効化してください)。
MT4 EAファイルの配置先
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\[ID]\MQL4\Experts\
MT4の「ファイル → データフォルダを開く」から直接アクセスするのが確実です。ファイル配置後、MT4を再起動するとナビゲーターにEAが表示されます。
MT4で対象チャートを開き、ナビゲーターからEAをドラッグ&ドロップで配置。設定後に「自動売買を許可する」にチェックしてOKをクリックします。
- チャート右上スマイルマーク 緑 → 稼働中
- スマイルマーク 黄・灰 → 自動売買が無効または設定に問題あり
- ツールバーの「自動売買」ボタンも緑になっていること
RDP接続ウィンドウの「×」ボタンを押すと「切断(セッション維持)」状態になり、VPS上のMT4は稼働を継続します。PCの電源を切っても問題ありません。
FXGT MT5 VPS 設定(MT4との違い)
MT5 VPSはMT4と異なり、RDPを使わずMT5アプリ内から直接設定できる場合があります。
MT5経由の設定フロー
- MT5を起動 → 「ツール → MetaTrader VPS」を選択
- VPSの設定画面が開く → FXGTの承認情報を入力
- 「移行」ボタンでEA・チャートをVPSに同期
- VPS上でMT5が自動起動し、EAが稼働を開始する
MT5のVPSはMT5アプリと統合されているため、ローカルPCのMT5を操作するようにEAの設定・変更が可能です(VPS上でMT5が動いているが、ローカルから制御できる)。ただしストレージが16GBと小さいため、多数のチャートや複数EAには向きません。
よくあるトラブルと解決法
FXGT MT4/MT5 VPSの設定・運用中に発生しやすい問題を原因別に整理しました。
- MT4の「ファイル → データフォルダを開く」で正しいフォルダを開く
MQL4\Experts\(MT4)またはMQL5\Experts\(MT5)にEAファイルを移動- MT4/MT5を再起動する(または「ファイル → コンテンツを更新」)
- ナビゲーターの「エキスパートアドバイザー」に表示されれば完了
- MT4ツールバーの「自動売買」ボタンが緑色になっているか確認(灰色なら押して有効化)
- EA設定ダイアログを開き「自動売買を許可する」にチェックが入っているか確認
- 「ツール → オプション → エキスパートアドバイザー」でDLLの使用・外部接続の許可を確認
- MT4/MT5を再起動後、再度EAをチャートにセットする
- スマイルマークが緑に変われば稼働中
- 承認メールに記載されたIPアドレスをコピー&ペーストで正確に入力しているか確認
- ポート番号(デフォルト:3389)がブロックされていないか、自分のルーター設定を確認
- 別のネットワーク(スマートフォンのテザリング等)から接続して問題が再現するか確認
- FXGTのサポートに「VPSのRDP接続ができない」と連絡し、VPS側の設定を確認してもらう
- 別回線で接続できた場合は、自社のファイアウォール・ISP設定が原因
- 「ファイル → 証券会社を検索」で「FXGT」と入力してサーバー一覧を再取得
- VPS上でブラウザを開き、任意のWebサイトが表示されるか確認(インターネット接続確認)
- MT4を完全終了して再起動する
- それでも繋がらない場合はMT4を再インストールする(設定はバックアップしてから)
- FXGTサポートにサーバーアドレスを直接問い合わせ、手動入力する
- FXGTのマイページまたはメールで「VPS停止通知」が来ていないか確認
- MT5口座の残高が3,000 USD以上であるか確認
- 当月の取引量が5 GTLot以上に達しているか確認
- 条件を満たしている場合はFXGTサポートにVPSの状態を問い合わせる
- 条件が原因の場合:条件を再達成してVPSを再申請 / または代替VPSに切り替え
- RDP接続設定で「エクスペリエンス」タブを開き、接続品質を「モデム(56 kbps)」に下げる(画質低下でスムーズになる)
- MT4で不要なチャートを閉じる。テンプレートを「デフォルト」に戻す
- VPS上で不要なアプリ(ブラウザのタブ等)を閉じ、メモリを解放する
- MT4のグラフをバーチャートに変更する(ローソク足より描画負荷が低い)
- それでも重い場合は、EA稼働本数を減らすか、スペックの高い代替VPSへ移行を検討
VPSが停止してもFXGTの取引サーバー上のポジションは存在し続けます。しかしEAによる自動管理(損切り・テイクプロフィット・トレーリングストップ等)が機能しなくなるため、相場が急変した場合に想定外の損失が発生する可能性があります。
- VPS停止を検知したら、スマートフォンのFXGTアプリ等で手動でポジションを管理する
- 重要なポジションがある際は事前にストップロス注文を設定しておく
- 最善策:EA運用中は代替VPSを保険として用意しておく
コスト最適化:条件維持 vs 代替VPS
FXGT VPSの条件(残高3,000 USD以上・月5 GTLot以上)を維持できるかどうかで、最適なコスト戦略が変わります。
シナリオA:条件を12か月安定維持できた場合
シナリオB:年間3か月条件未達でVPS停止 → 代替VPSを月ごとに契約した場合
シナリオC:条件維持が不安定で、代替VPSを年間契約した場合
FXGT公式VPS vs 代替VPS 比較
| VPS | 月額費用 | メモリ | 強みと向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| FXGT公式(MT4)条件付き無料 | $0(条件達成時) | 2GB / 60GB | FXGT専用・EA 1〜3本・設定が最短 | 条件未達でVPS停止。ポジション管理が手動になる |
| FXGT公式(MT5)条件付き無料 | $0(条件達成時) | 3GB / 16GB | MT5内から設定可能・RDP不要 | ストレージ16GBは少ない。複数チャート多いと不向き |
| Hyonix有料 | $6.5〜 / 月 | 2GB〜 | Windowsライセンス込み。東京・ロンドン・NYなど18拠点。複数ブローカー・複数EA | 英語のみ・日本語サポートなし |
| ConoHa VPS有料 | 1,267円〜 / 月(Windows 1GB・12か月契約) | 1GB〜 | 日本語サポート。複数ブローカー・複数EA。安定稼働 | 月額固定コスト。FXGT無料条件に不安な人の第一候補 |
| Vultr有料 | $6〜 / 月 | 1GB〜 | DC拠点を自分で選択可(ロンドン・東京他)。低レイテンシ最適化 | 英語UI。Windows Serverは$16〜。最小プランはスペック不足 |
| さくらVPS有料 | 880円〜 / 月 | 1〜6GB | 国内老舗。安定稼働重視 | 国内サーバーのみ。海外DCへの低レイテンシ接続は不利 |
FXGT VPSを使うべきか:チェックリスト
- FXGTをメインブローカーとして継続利用する予定がある → FXGT公式VPS候補
- MT5口座に常時3,000 USD以上を維持できる → 残高条件クリア見込みあり
- 月5 GTLot以上の取引を定常的に行っている → 取引量条件クリア見込みあり
- EA運用中にVPSが停止するリスクを受け入れられる → FXGT公式VPSで進める
- EA停止時のポジション管理リスクが大きすぎる → 代替VPSを保険として用意する
- 複数ブローカーのEAをまとめたい → ConoHa等の汎用VPSが適切
- 条件維持に不安がある → 固定費の代替VPS(ConoHa Windows 1GBなら12か月契約で月1,267円〜)のほうが安定